事業について

私たちはケニア・マサイマラにて、現地の問題を解決する養蜂事業に取り組んでいます。

ハチを苦手とするゾウの習性を利用し、養蜂箱フェンスを設置することで地域住民と野生のゾウの間で起きている問題を解決することを目指しています。

養蜂箱フェンスの設置によりゾウの侵入を防ぎながら、ハチミツやハチ毒を生産し、農家の収入安定とゾウの個体数を増加させる取り組みを地域住民と共に推進していきます。

養蜂箱フェンスを点検する現地スタッフ

正の循環を生み出す

私たちの養蜂事業は、養蜂箱フェンスをきっかけに「被害の減少 → 収入の向上 → 自然保全の強化」という流れが、ぐるぐると回り続ける"循環型のしくみ"になっています。

  • 養蜂箱フェンスがゾウの侵入を抑制することで、農作物被害が減り、地域住民の農業収入が相対的に安定する
  • 人とゾウの衝突が減ることで、地域住民による報復的な殺傷が未然に防がれ、ゾウの生存と個体数の維持・回復に寄与する
  • 人とゾウが共存できる環境が整うことで、生態系の健全性が保たれ、ミツバチの蜜源となる植生も育ちやすくなる
  • ハチミツ販売を通じ、養蜂箱フェンスの取り組みを継続・拡大していく

このようにして、地域住民の生活向上と野生動物の保全が同時に進む「正の循環」が生まれています。
私たちは、この循環をさらに広い地域へ、そして長く続いていく仕組みへと育てていきます。

ゾウと人間の軋轢とは?

ゾウと人間の軋轢は主に農業地帯や人々の生活圏にゾウが出没することに起因する問題。
ゾウは大量の食物を消費し、時に農作物に対する被害を与えるため、農民にとって深刻な脅威となります。
その結果、ゾウが農作物を荒らすことで人々の生計が脅かされ、地域住民の報復により、ゾウが殺傷されることもあります。

ゾウの習性を活かす

ハチを避けて農地から離れるゾウと養蜂箱フェンスの仕組みを示すイラスト

地域の生態系に配慮しながら、ゾウと地域住民の軋轢を解消できないか?
私たちはその解決策を模索する中で、ゾウが本能的にハチを恐れる習性に着目しました。
ゾウは目の周囲や鼻、耳の穴など、皮膚が薄い箇所を刺されると非常に痛みを感じ、その記憶力の高さから一度ハチに刺されるとその後もハチを怖がり続けることが、科学的に証明されています。
私たちはこの科学的データをもとに、ゾウの侵入を防ぐために養蜂箱フェンスを設置し、地域住民とゾウが共存できる環境作りに取り組んでいます。

マサイマラの森林に設置された黄色い養蜂箱フェンス

80%

ゾウの侵入を抑制
(King, L. E., et al., 2024)

+

ハチミツなどの副産物が収穫可能

自然保護区内の在来生態系の保全に寄与

研究機関・企業との連携

現地スタッフによるデータ分析作業

研究機関や現地自然保護区との連携

養蜂箱による効果を最大限にするため、ケニア国内の環境保全NGOや現地自然保護区と密接に業務連携しています。

Elephant Honey の製品

日系企業との連携 

日系大手企業のTOPPANと共同で養蜂箱フェンスの効果を改善・最大化させる取り組みを実施しています。

持続可能な取り組みに向けて

本事業をビジネスとして成立させ、社会課題に対しての取り組みが持続可能な形になるように事業の形を検討し取り組んでいます。

01 特定した侵入経路に養蜂箱フェンスを設置

02 設置したフェンスから蜂蜜を収穫

03 収穫したハチミツを製品化して販売

マサイマラの夕景

ゾウと人間の対立はケニアだけでなく、アフリカ・アジアの各地で問題となっています。
5年以内にケニア国内での養蜂箱フェンス実装を終え、他のアフリカ・アジア諸国にも事業を広めることを目標に、日々努力してまいります。

養蜂事業に関してのお問い合わせ、法人様からのハチミツ発注・協業などのこちらのお問い合わせフォームよりご連絡お願いいたします。